励ましの言葉: お子さんをサポートするために

励ましの言葉: お子さんをサポートするために

思春期の子どもたちは、孤独感を感じることがあります。思春期の年頃にあるお子さんを支えるために、手紙を書こうと考えたことはありますか?自分の経験、アドバイスや励ましの言葉を伝えることで、お子さんに共感することができ、より良いコミュニケーションにつながります。

娘に向けた応援メッセージ

お母さんが10代のころからは、ずいぶんと長い時間が経ちました。でも最近、おばあちゃん家にある写真を見ていたら、急にいろいろなことを思い出したの。今のあなたと同じ10代の自分の写真を見ていると、あなたのことで心がいっぱいになりました。写真の中の幼かった自分を見つめていると、そのとき抱えていた戸惑いや不安、分からなかったことや恥ずかしく思っていたことがすべて浮かび上がってきました。だから、この応援メッセージを書いています。いろいろな変化が起こるこの時期を、お母さんがどう乗り越えたかを伝えたいのです。お母さんの経験を知ってもらえたら、あなたが道に迷っているときに役に立つかなと思って。

お母さんはその頃、外見がすべてであるかのように考えていました。そしてまわりの女の子たちと比べては、自分は劣っているように思いました。でも次第に、自分がどういう人間なのかというのは、自分の直感を信じればいいんだと思うようになりました(今もお母さんはそう思っています)。そこでお母さんは、自分の強みだった学力を活かすことにしました。運動系の部活は未経験だけれど、サイクリングなど自分なりに楽しめる運動があると気づきました。

ただ、友達関係が人生でどれだけ重要かに気づくまでには、時間がかかりました。これは、あなたのほうがお母さんより早く理解できるでしょうね。友達が大勢いる必要はないけれど、信頼できる友達を数人もつことは大切です。その友達のすべてをあるがままで受け入れることができれば、どんなことだって乗り越えられます。完璧な友達なんていませんよね。でも、あなたの友達はあなたのことを大切に思ってくれて、あなたも友達のことを大切に思う、それが大事なことなんです。

彼氏(または彼女)ができたら、また新しいステージが始まります。お母さんも、あのときの、それまで感じたことがなかった不思議な気持ちを、今でもはっきり覚えています。ベッドの上で好きな人のことを考えながら、長い時間を過ごしていました。きっとあなたも同じことをすると思います。こういう話を自分のお母さんと話す気はなかったし、あなたも同じ気持ちになるかもしれませんね。今の年頃は、次から次へと新しいことが身の回りに起きて、彼氏や友達ことだけではなく、いろいろなことが突然重要に感じることでしょう。例えば、自分の「体型」や、食べる量、エクササイズは今のままでいいか、あのワンピースを着るとどう見えるか、テストの結果、将来の夢など、いろいろです。

お母さんも、若いときはそれなりに失敗してきました。あなたもきっとそうだと思います。でも、今のあなたに、大人になってから分かった伝えたいことがあります。人生では誰もが失敗します。失敗に気づいた時に、どのような行動をするか、どう解決するかが一番大切です。失敗を認めるのは勇気が必要です。でもそれができれば、大きな力となります。同時に自己肯定感を大きく高めることだってできます。何が起こっても、あなたは自分で自分の人生を選択し、状況を自分でコントロールできることを理解できるからです。

いつもお母さんは、あなたのことを何より大切に思っています。

お母さんより

次のステップ

  • お子さんに、自分の言葉で話せるよう促し、そしてしっかりお子さんの話に耳を傾けてください。 お子さんの話をさえぎって自分の体験やアドバイスをすることのないよう気をつけてください。
  • すぐに判断しないようにしましょう。 お子さんを信頼していること、そして意見をしっかり尊重しているという態度を示してください。そうすることで、お子さんの自己肯定感が高まります。 多くは語らず、「その気持ち、わかるよ」と伝えるのが一番であることもあるのです。 
  • ニュースなどで若者に関する話題をみかけたら、「あなたならどうする?」とお子さんに尋ねて一緒に話し合ってください。 そうすることで、いじめや飲酒、男女交際などの複雑な問題について、建設的に意見交換をすることができます。
  • 自分の10代の頃のアルバムや思い出の品を見て、迷ったり不安を感じたときのことを思い出してください。 感情や欲望、不安は世代を超えた普遍的なものです。当時の自分が感じたことを思い出すと、思春期のお子さんが感じている不安も理解しやすくなります。
  • 自身の10代の頃の経験をまじえて、お子さんに手紙を書いてみましょう。 その手紙は渡さなくても構いません。思春期の自分のことを思い出して考えるということだけでも、お子さんに共感することにつながるのです。