美しさは不安ではなく自信の源であるべきです。しかし、ダヴ セルフエスティームプロジェクトの文化専門家であるジェス・ウィナー氏によると、メディアにおいて散見される美しい加工された画像は、女性たちに悪影響を及ぼすと言います。彼女は、「これらの画像は、実現不可能であるにも関わらず女性の理想像として捉えられており、多くの女性に自分が劣っていると感じさせています。また、この傾向は、画像加工が当たり前の時代に育った少女達において特に顕著です。」と述べています。
ダヴは、画像加工によって作られた「完璧な」美しさではなく、女性のありのままの姿、その美しさを伝え続けるという信念を持ち、守り続けています。さらに今後は、広告やパッケージに使用する画像にマークを記載することで、画像加工をしていないことを証明・発信していきます。これは、加工は必要ない、”ありのままのあなた達こそが美しい”というメッセージです。
画像加工が当たり前の時代に育った女性達にとって、加工された画像と現実の境目はとても曖昧です。ユニリーバが行った“世界における美と信頼に関する調査”(2016)によると、77%の女性がメディアで使用される画像の全てが加工されていると考えています。それにもかかわらず、69%の女性がその実現不可能な基準に自分を近づけなければならないというプレッシャーを感じ、自分自身の外見に自信を持てずにいます。